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犬はどこだ

犬はどこだ

人気ランキング : 7,248位
定価 : ¥ 1,680
販売元 : 東京創元社
発売日 : 2005-07-21

価格 商品名
¥ 1,680 犬はどこだ
終りが始まり・・・

自分の思い描く人生。願ったとおりになるはずだったのに、挫折した。
故郷に帰ってきた紺屋は犬探し専門の調査事務所を開設するが、飛び
込んできた仕事の依頼は、人探しと古文書調査だった。しかもその
二つの仕事は、微妙につながっていた。
人探しと古文書調査。それぞれ別々に調査していくが、しだいにつながりを
持ってくる。佐久良桐子はなぜ失踪したのか?その原因となったものが
分かったとき、現実にもありそうなことなので怖くなった。いやそれ以上に
怖いのは、追い詰められた人間の反撃だ。まさに「窮鼠猫を噛む」。
自分の身を守るためなら、人はどんなことでもやってしまう。二つの仕事が
片付いたとき、そこからが本当のミステリーの始まりなのかもしれない・・・。

探偵哀れみの例

 ライトノベル、青春小説の分野で耳目を集める作者の新境地。
 PI小説の形式を逆手に取った作品は数多かれど、この作品はなかなかの苦い味に仕立て上げて見せた。――この「苦さ」がミソ。もともとアルバイト経験があるというだけで、犬探し専門の探偵事務所を立ち上げたのはいいが、早速来たのが失踪人調査と古文書解読の想定外の依頼。押しかけの後輩を助手にとぼけた会話を交わしながら調査を進めるが……物語の佳境で、ひとりの「探偵」として、なかなか決然とした行動をとるのだが、これが急転直下の結末の前フリとなる。要は徹底したアンチヒーローの物語で、主人公が結果的にどのような行動を取ったか省みれば、結末のシーンとともに、なかなかのトホホ感が湧いてくる。シリーズ化するなら、巧緻なプロットとともに、このソフトボイルドっぷりをさらに洗練されたものにして欲しい。

斬新さはないが、一流を感じる

なかなかに面白いミステリだった。
手法的に斬新でもなく、超人的で魅力的な探偵というわけでもない。
堅実な人生を望んでいたのに、都会から拒絶される体質ゆえ脱落せざるを得なかったくたびれきった紺屋長一郎が主人公。
脇役には、人に使われるのも使うのもいやでフリーター生活をしながらも探偵というのにあこがれる紺屋の高校の後輩・半田平吉が配される。
『犬探し』専門の調査事務所を設立したはずなのに、舞い込んだ依頼は、失踪人捜索と古文書解読。
地方都市で受けた依頼は望むものではなかったが、しぶしぶ依頼を引き受ける。
押しかけ所員に古文書の調査は任せ、紺屋は失踪人調査を担当する。
まったく別の依頼だと思えたが、微妙に二つの調査は交錯していく。
読者には二つの調査が交錯していくさまは見えているが作中人物たちには見えていない。
進行に伴って、ははーん分かったぞ、と思わせるが、最後の最後でもう一段のひねりが用意されている。
今後の紺屋S&Rの活躍が期待される。

間違いなく新境地

「振り返らず。
 来た道から逸れないように。
 『さよなら妖精』の著者が新たに放つ青春探偵小説!」
この本の帯の文句です。読了後、この帯を読み直して笑い転げました。
たしかにこの文は本文中に出てきます。が、本当に誤解を招きやすい引用です。
帯の書き手は「さよなら妖精」ファンを取り込みたかったのでしょうが、この本は
「さよなら妖精」や「春季限定いちごタルト事件」を期待する人にはちょっと薦め
られません。でも、東野圭吾好きになら文句なしにオススメです。

洒脱で爽やか

米澤穂信氏の作品は始めて読みましたが、これはちょっとハマリそうです。
少なくとも次の作品もぜひ読みたいと思いました。
文体や雰囲気は、伊坂幸太郎氏の作品に近いものがありますが、本書の方
がクセがなく爽やかです。
主人公の紺屋はまだ底を見せていない感じですが、その部下(?)ハンペー
がかなりいい味を出しています。ネット上の匿名の相談相手、GENも作品に
いいリズムを与えていて、シリーズ化されると思しき今後には大きな期待を寄
せています。私の要チェック作家リストに載せておきました。

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